※最終更新は2017年8月25日です。
今後新しいサービスが展開している事は間違いありませんので、サービスが安定するまでは定期的に更新していきます。
基本的に私が感じた事で、詳細な情報は追記、加筆修正を行っていきますので叩き台です。
CASHは、オンライン質やサービスで、写真をアップロードすると現金に変わるというのが売りのサービスです。
現時点ではApp Store(iPhone・iPad)アプリに対応しています。
CASHのサービス説明
動画等も色々ありますが、CASHは基本的に売りたい商品の写真をアップロードすると、運営会社のプログラムにより査定額が付き、現金を受け取る事ができます。
そしてそこから、2週間以内に査定したアイテムを送る事で取引が成立します。
ホント、ただこれだけのアプリで、利用ガイドを読むだけで利用できてしまいます。
現金先払いで商品を後で送る…
普通の買取サービスの場合、店舗なり送りなりして商品を査定してもらった後、現金を受け取るという流れですよね。
CASHの場合、ただ画像だけで商品を査定した後、それがすぐ現金に変わり、後で商品を送るという事になります。
画像だけの曖昧な査定方法、即行で現金に変わる、そして商品は後払い。
この3つのポイントが、多くのユーザーがCASHの危険性を示唆している要因となります。
CASHの背景
CASHは2017年6月28日にリリースされましたが、運営会社の想像を遥かに超えた反響があった為、わずか16時間でサービスを停止した伝説のアプリです。
停止した理由は明確に書かれていますが、すぐにお金を振り込んでしまう事で、想像以上の利用者が出た場合資金面で運営が成り立たなくなるという事。
もう1つは、物流面の問題が起き、16時間で1万個の集荷依頼があったため、従業員数数名の会社で対応するのは不可能、1万個の商品が届いたとして、従業員数名の会社のオフィスに収納できる訳ありませんね。
どんなに収納名人だとしても、体積的に不可能でしょうね…
仮にこのままサービスを継続したとして、資金が足りなくなった場合、これは最悪倒産になってしまいますし、どこかで限界が来てサービス停止してしまっていたでしょう。
物流的には会社に荷物が溢れかえり、荷物の対応ができなくなってしまい、サービスの内容自体を遂行できなくなる、これも時間の問題でサービス停止してしまうでしょう。
わずか16時間の経験ですが、体制を整え再リリースされたのが2017年8月24日の「CASH」です。
危険性の検証
運営会社の情報
CASHは、株式会社バンクが運営するオンライン質屋サービスです。
設立日:2017年2月20日
資本金:900万円
従業員数:数名
現状はこれだけ分かっている状態です。
「CASH」の他、給与前借アプリの「Payday」のリリースを控えている状態。
2017年8月25日に、「ヒカカク」を運営する株式会社ジラフへ出資。
よく金があるなぁと思いますが、社長の信用かそれとも潤沢な資金を持っているのか…?
ヒカカクを運営する株式会社ジラフは従業員数50名、結構大きな企業で、出資を行う事で買取比較サービスであるヒカカクの機能を利用、もしくは提携したいという事を考えているのでしょう。
よってこれからの「CASH」は、大きな改編があるという事がほぼ間違いないでしょう。
当面の問題
わずか16時間でサービス停止した「CASH」、当面の問題は、
- 資金の問題
- 物流の問題
この2つでした。
資金の問題については、いずれのタイミングでお金を用意しているかお知らせしてくれるとの事で、現時点では1日1000万円、1ヵ月で3億円の現金を工面できるようになったという事でしょう。
物流の問題については、天王州や埼玉などに拠点を設けたとの事です。
ここからは取引の問題ではないでしょうか?
まあ私も思いましたけど、電話認証だけで利用できるのであれば、実際に商品を送らなくてそのまま現金だけ受け取る人がでるのではないか?
これは現状、最終的には95%の方がちゃんと取引してくれる予定(現状91%)との事ですので、残り5%に対しては運営会社がしっかりと体制を整える必要があります。
法律違反
ネットでは賃金業法違反とか、違法性を指摘されていましたが、CASH発足当初から法律事務所に入ってもらっているという事で、CASHの県で金融庁や消費者庁から指導を受けたことはないとの事です。
査定の問題
画像をアップロードするだけで査定されるという事。
商品を見ないで査定されるという事、例えばiPadとか、正常に動作するかどうかを画像だけで判断するのは難しいですよね?
そこで評価システムというものを持ち出したのですが、絶対に無くならないのは、悪意が無かったとしても後で商品が動作しない等、査定額との相違が出てしまう危険性です。
もう一度言いますが、画像だけで査定される以上、後で査定額との相違が出てしまう危険性は絶対になくなりません。
今後「CASH」がサービスを練っていかないといけない所です。
もう1つ、CASHの査定額の上限は2万円ですので、これも要するにですが、最新のiPad Pro 12.9インチとか、他社に行けば2万円以上の査定が付くと思います。
不正利用される可能性を否定できませんが…
ここも練っていく所です。
すぐ現金に変わる
現時点では、現金に変わる時に手数料250円が必要です。
それ以上に、ここが質屋サービスと言われる所です。
もし先程の審査の問題が起こり、10000円の現金を受け取り、利用。
その後商品を送った時の査定額に相違が出てしまう危険性、どうしても0にはなりません。
理想的には商品を送った後、運営会社と双方納得した状態で現金を利用するのが望ましいです。
後にアイテムを送る
後に商品を送るという事。
ここがCASH一番の特徴的な所です。
後で商品を送るという事は、様々な問題が出てきますし、先程の査定の問題、現金が振り込まれる問題も全てここから始まっています。
現状では考えられるものだけに箇条書きしますが、
- 審査後、商品の査定額相違(iPad等の高額なもの)
- 商品を発送しない輩への対処(不正利用)
- 運送状態の問題
- 利用者の売る気の問題
- 商売に利用する方の問題
等、色々出てきますね。
私的に気になるのは、不正利用への対応ですね。
新しい手法が登場するので、どうしても対応していかないといけないでしょう。
もう1つは、商用利用される方もいらっしゃると思います。
現状私がアパレルショップ店員だったとしたら、売れ残った商品をアップロードして少しでも在庫を減らしたいとか思いますもん。
それができるのかはアパレル店員でない私にはわかりませんが、こういった利用方法、要するに在庫処理として利用される事。
これらの問題は、サービス再開から数日経過してから浮き彫りになってくるのではないかと思います。
個人的見解
CASHは面白いアプリですが、リリースして間もない為、色々な問題あるアプリです。
当初のリリースでは手探り過ぎて、リリース後16時間でサービスを停止してしまいました。
個人的見解で言うと、運営会社はこの「CASH」をメイン事業として運営していく予定ですので、これからのサービス向上には期待が持てると思います。
誰しも先駆者は叩かれるものですよね。
その流れが「CASH」に来ているという状態です。
最後にですが、これからお小遣いサイトの要素、このCASH、結構あるかもしれません。
基本的に、コラボ企画としては最適ですよね。
〇〇×テンタメみたいな、1つのカテゴリとして扱うような気がしますね。
まあもうちょっと運営会社が大きくなり問題もなくなり、安定してからだと思いますが…
現状交換が現金ですが、ドットマネーみたいなポイント交換サイトを利用する可能性もあると思います。
現金即交換で資金繰りが辛くなるのですから、多少でも猶予があるポイントに交換というのは手段の1つとして考えていると思います。
この評価は、あくまでも現時点の事です。
次の更新には、ガラッと言う事を変えるかもしれません。
上手く機能するのであれば、運営会社の方針通りとてつもない規模の市場となるか、はたまたトラブル続きでサービス継続が危ぶまれるか…?
戦いは始まったばかりです。