私的にはおそらく、PCと言えば最も有名なのはDell(デル)ではないかと思います。
法人(会社)というカテゴリでは、おそらくシェア率はトップクラスではないかと思います。
今回はDell(デル)のBTOパソコン・デスクトップPC等を購入する危険性、そしてDell(デル)の評判についての記事を書いていきます。
PCショップの注意点は似通っていますが、
の検証も行っています。
私の場合、数あるメーカーからDellを採用した理由は、オプションのソフトでした。
購入後壊れたという事はありません。
Dell(デル)を購入する危険性
Dell(デル)でPCを購入する危険性として、以下のものがあげられます。
- 保証期間
- メーカーの信頼性
- 相性などの問題
- 店舗で購入するメリット・デメリット
- 法人向けのメリット・デメリット
Dell(デル)の場合、
保証期間
Dell(デル)の初期不良に対する保証は納品後10日以内、製品の保証期間は1年が標準です。
その後有料で1年~4年、正直読むのが面倒な位色々はサポートがあります。
個人的には、PCのサポートは本当に困った時には助かりますが、ある程度PCの知識がある方であればいらないと思います。
ちなみに初期不良というのは、PCが起動しなかったりする事もありますが、例えばグラフィックボードの接続がおかしくて、PCが起動してすぐ落ちたりする、接触不良等、そもそも起動しないなんてものも含まれます。
納品後10日なのであまり期間がありません。
早めの交換、特にパソコンが届いてから1週間位放置…とかはオススメできません。
手続きやサポートの受付時間外で、最悪保証期間外になってしまう可能性がありますので…
この保証期間に対しコメントを頂いたのですが、個人ユーザーの場合、外国人スタッフさんが多いようで、言葉のキャッチボールが上手くいかなかったという事があったようです。
そしてこの10日間、サポートの中では"絶対の規則"で、10日以降の交換はどうやっても、どうあがいても無理なようです。
一応"修理"の対象となるので、料金さえ払えばパソコンがただの箱になるという事はありません。
メーカーの信頼性
まあDellと言えば誰もが知っている企業だとは思いますが、
デル株式会社(デルジャパン)
設立日:1989年6月
資本金:300,000,500円(3億500円)
従業員数:約1800名(2015年8月現在)
日本のデルがこの規模で、本社はアメリカのテキサス州、ラウンドロックというお所にあります。
まあ私も調べて初めて知ったのですが、ラウンドロックでは約16000人を雇用、世界では96000人を雇用している世界規模の企業です。
メーカーとしては誰もが聞いたことのあるメーカーですよね…
相性の問題
相性の問題は少し触れてきましたが、メモリの初期不具合の問題、液晶のドット落ちの問題、はたまたグラフィックボードとマザーボードの相性が悪かったとか。
色々な問題があります。
デルの場合、日本国内で販売している製品は、中国東南部で作られています。
画像付きで詳しく説明されていて、中国の方が細心のチェックを行っているとの事です。
まあそれでも、中国から日本へ輸送、部品単体の問題、品質に対する価値観の違いから、国内で生産している企業に比べると信頼性としては若干劣ってしまいます。
店舗で購入するメリット・デメリット
デルの店舗は、2017年9月現在、全国の
- YAMADA電気
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
で取り扱われています。
店舗で購入するメリットは、何と言っても実物を見ることができ、どういった人に向けてのPCかどうかが分かるという事です。
例えばですが、PCを購入する際、インターネットとメールだけの利用であれば、最新スペックのPCは必要なく、最低限の機能さえ揃っていれば良いです。
できればCPUやメモリの企画が新しく、拡張性がある方が望ましいという位です。
デメリットといえば、店舗で売り出している事。
店舗で売りに出している為、どうしても店員さんの人件費等が上乗せされてしまいます。
宣伝の為、PCにプリインストールされている不要なソフトというものもあるかもしれません。
消すことはできるのですが、レジストリまで元に戻すとなるとPCの知識が必要になります。
Dell(デル)の評判
Dell(デル)については、私は会社のPCを4台取り扱った事があります。
2005年~2011年、期間的にはこの当たりです。
私が取り扱った4台について、特に初期不良があったりとか、そういった問題はありませんでした。
流石に年数が経過してきて、1日8時間を250日程度を数年~十数年続けているのですから、流石にガタが来ている事と、型落ちしている為一線を退き、事務用PCとして活用しています。
特に不具合もなく現役で稼働している為、私的には評価は良いです。
むしろ中々壊れてくれないから、新しいPCの申請がし難いんですよね…
あえて不満を挙げるならこんなもんです。
Dell(デル)を検討したのは、安い事が1つ、後は付属ソフト(オプション)にAdobe Acrobatがついているという事。
会社で最低限必要なのはAdobe Acrobatだった為、必然的にDell(デル)のみオプションでついていたので確定しました。
最近職場が変わり、変わった先で私のPCもDell(デル)ですね。
世間のDellへの評判を見てみますと(悪い評判をピックアップ)
- 初期不良が多い・遅い
- 部品の在庫期間が短い
- 古い部品を使っている
- サポート対応がクソ
- 初心者向けじゃない
というものが目立ちました。
こちらは1つずつ評判についての見解を説明していきたいと思います。
最後にですが、情報提供頂いたコメントを追加します。
初期不良が多い
Dell(デル)は海外の企業で、日本国内生産というわけではなく、中国の工場で組み立て・生産を行っています。
この時点で、中国→日本への輸送という問題がありますよね。
国内生産の場合、パーツ自体はDellで生産している訳ではない為、他の企業から輸送します。
これはどのPCショップにおいても土俵は一緒でしょう。
中国の工場で組み立てているという事は、(おそらく)中国人の方が組み立てをされているでしょう。
日本人と中国人、本当言葉悪いですが、私自身も価値観の違いというものを感じています。
それがPCの組み立てにも現れ、精度の良し悪し、部品の良し悪しを産んでいる原因となるのでしょう。
そこに中国→日本への海上輸送が加わり、船旅の揺れや振動が加わり初期不良となる可能性も上がるのでしょう。
そしてこの輸送、まあ日数がかかってしまいますよね…
国内からトラックで来るのとは訳が違う為、遅いという問題が発生します。
言ってしまえばデルの初期不良が多い、遅いというのはデルの会社としての仕様です。
部品の在庫期間が短い
Dell製品の部品は、在庫を保有している期間が開示されていません。
一般的な海外メーカーは2年、日本では6年とかでも普通に在庫を保有しています。
例えですが、Dellのキーボートがぶっ壊れて5年経っている場合、デルから取り寄せようとすると在庫がないという場合も考えられます。
まあ、オークションとかショップには売っている可能性もあります。
私もお気に入りのデルマウスがあるのですが、デルにはないけどショップで購入した事があります。
在庫を保有しないという事は、コスト削減につながりますので、デルの安さは在庫を保有しないという事で成り立っていると言えます。
古い部品を使っている
玄人の方であれば分かるのでしょうけど、一昔前の電源のケーブルなんかを使っている場合もあるようです。
これはコスト減に関係しているので、例えばですが、Dell(デル)の在庫部品、これがそのまま赤字になるのであれば、Dell(デル)にとっては商品の価格を上げざるを得ない要因の1つとなります。
ですが、商品のラインナップにおける、下位のモデルにおいて昔の部品を採用してしまえば、さらに価格を抑える事ができ、Dell(デル)の在庫も減らすことができるという事です。
Dell(デル)において、下位のモデルは古い部品(一昔前)の部品を使っている場合があるという事があり、それを前提で購入する必要があります。
サポート対応がクソ
私もDellのサポートを1度だけ利用した事がありますが、基本敬語で、丁寧に対応してくれましたね。
それはさておき、サポートの対応がクソというのは、大企業が故、サポートさん自身が決定権を持っていない事と、先程の輸送の問題が大きいでしょう。
サポートさん自身が返品を受け付けると判断しても、営業の方や上司が納得するかは限りません。
そして上司や営業の方に相談するのですが、Dell(デル)の営業の方が外出していれば、当然対応も後手になります。
同じ場所で働いていれば良いですが、数々の営業所を持っている為、サポートさんと顔を合わせたこともない方が多いのではないかと思います。
ここでまず、メールの返事が1日とかかかってしまう要因が分かります。
そして商品を修理するといっても、中国の工場?かどうかは判断できませんでしたが、もしそうであれば輸送の始まりです。
飛行機で輸送したとしても、どうやっても1週間はかかるでしょう。
サポートさんの対応がクソというより、Dell(デル)自体が世界規模な為、連携が取りにくいのが問題があります。
そこでサポートさんが機転を効かせての対応、マニュアル外だったりすると上司に怒られたりする可能性もあるんでしょうね。
これもDell(デル)の仕様であるという部分が大きいです。
初心者向けじゃない
Dell(デル)が初心者向けじゃない…
まあ、上記のような問題もありますし、そもそもBTOなんか、パーツを選ぶ訳です。
CPUっていうものがあるという知識だけでは、何を選んでいいかは分からないでしょう。
グラフィックボードだって、PCゲームをしないでメールとネットサーフィンだけなら必要ないでしょう。
カスタマイズするという事は、必要な性能があって、それを伸ばすという事です。
そういった意味では、BTO自体のハードルが高いでしょう。
その他、
- 初期化が難しい
- 不具合対応が遅い
- マニュアルが日本人向けじゃない
等、色々初心者向けじゃない要素もあります。
情報提供頂いたコメント
サポートの対応等、Dell(デル)についてコメント頂いた事を記載させて頂きます。
現状頂いているのは基本悪い評判です。
情報提供いただいた事に感謝です!!
CS_OKUさんより
Kさんより
Dell(デル)の報酬が欲しいから擁護という気は全くありませんが、評判というものは基本悪い評判になります。
だって、PCに問題がなければコメントしないけど、悪い対応、不良品を掴まされたりしたら文句を言ったりすると思います。
まあKさんのようにスクリーンを4回交換した日には…ちゃんと検品してんのかよって気持ちなりますし、私も何回ソフトインストールすりゃいいのってなると思います。
まとめと個人的見解
Dellの特徴というか、今回の記事の基盤になる事は、とにかく規模が多きいという事です。
規模が大きく安定しているから、低コストのものを提供する事ができる。
その変わり、中国工場の一元管理による、輸送期間の問題が発生し、不具合が起こる可能性もあります。
サポート対応も規模が大きすぎて、営業や上司に伝わるのが遅く、そこで時間がかかったりします。
もはや責任問題となる為、規則は絶対なのかもしれません。
製品販売の母数が多すぎて、Dellの評判は悪くなっていますが、それはしょうがないでしょう。
私だって、Dell(デル)のPCが何も問題なく届き動作しているから良い評判ですが、あえて書き込むとかした事がありません。
ただ初期不良が起こり、中国へ輸送→手元に届くのが1ヶ月後とかだったら、早く使いたいのに私でも悪い評価となります。
私はDell(デル)が悪質な企業だとは思っていません。
日本国内完全生産の方が性能的にはいいかもしれませんが、コストはDell(デル)に敵いません。
ある程度認識の上で利用するのであれば、PCを選ぶ時の候補として、価格の安さや付属のソフトで魅力的な候補となります♪