ネットの情報というのは、特にスマホが普及してからというもの、より身近になったのではないかと思います。
台所でもトイレでもお風呂でも、はたまた外出中でもなんでも、インターネット通信ができる環境において、ネットの情報というのは新聞よりも、電車の広告よりも、下手をするとテレビの情報よりも身近になったのではないかと思います。
SNSからの発信で、個人の発言が注目されやすくなったという事も事実です。
簡単に情報を入手できる反面、ネット情報の信憑性、信じてしまう危険性には注意しないといけませんね。
ネットの情報の嘘、本当、そして危険性を把握するためには、ネット情報を閲覧する方が"見抜く"ということが必要です。
悪意ある発信
熊本大震災のとき、当事者でもない方がイチ早く発信した、Twitterでライオン脱走のフェイクニュース。
当事者からしたらたまったもんじゃなく、実際ライオンが脱走していた場合、その危険性はサバンナレベルに該当します。
親しい友人・家族がいらっしゃる方は、この危険性に対し、みんなに危険性を訴えかけるため、ライオン脱走のツイートをリツイート。
凄まじい勢いで拡散され、多くの人がリツイートしている為か、フェイクニュースに信憑性が出ています。
このとき、ライオンを取り扱っていた動物園では、自身のホームページのサーバーがダウン、正確な情報を発信できなくなっていました。
誰もが正確な情報を確認することができず、嘘情報で世間を騒がせる事になりました。
結果誤報とわかり、情報発信した方は偽計業務妨害の疑いで逮捕、執行猶予処分となったそうです。
結構な勢いで、人生に影響を与えたと思いますよ。
"逮捕"ですから、勾留された可能性もありますし、知り合いからしたら誰がやったか特定できてしまうし、この先の就職活動に影響してしまう可能性もあると思います。
上記画像をよく見てもらえばわかるとは思いますが、明らかにおかしい部分がいくつもありますよね。
道路にかかれている文字が英語だったり、看板が英語だったり、信号機が明らかに日本のものではないですね。
ただ熊本で地震ががあり、ライオンが脱走した"かも"しれない状況、詳しく画像を確認するよりも、ライオンに目がいってしまいますよね。
右側の車も日本車っぽいですし、表面上違和感がないようにも見えます。
何が言いたいかというと、この画像はアフリカの方であった映画の一シーンだという事で、個人でも入手できたという事。
それ故、個人でも簡単にフェイクニュースで日本全体を震撼させることができるという事です。
個人は悪意はなかった、悪ふざけだったらしいですが、悪意がなくとも、特に熊本に在住されている方には悪意ある行動にとられたでしょうね。
対処方法
この状態に対し、対処方法はあるのか…?
情報発信直後の状態で、画像をよく見るとフェイクであるということが判断できるという事。
ただ膨大なリツイートで届いた情報に対し、注意深く画像を確認することができなかった場合というものを想定するならば、今回動物園側が行った"訴える"というのは有効でしょうね。
極端な話、○○県で山火事があった場合、ツイートで火事のお陰で熊がウロウロしてるんだけど…とか。
これって熊本の前例で言うと、下手をすると訴えられてしまうかもしれません。
その山林にも県か個人か、誰かが所有しているのですから…
そういったリスク面というのを押し出すしかないのではないでしょうか?
今回、動物園からの訴えだけでしたが、ちょっと悪いことを言いますが、最悪ライオンがいるかもしれないと思い家から逃げ、その際に余震があり壁が崩れ、それで怪我をした人の訴えまで追求すれば、執行猶予ではすまない可能性もあった為、こういった悪ふざけもなくなるのではないかと思います。
正直、熊本にお住まいの方は騙されるしかなかったと思います。
本当にライオンがいたら死に直結するので、信じない訳にはいかないので…
WELQ問題
WELQ騒動とは、株式会社DeNAが運営するキュレーションサイト(まとめサイト)、このWELQは医療系のまとめサイトであった事、不特定多数の方が記事を作成していた事、特に医療の知識がない方が作成していたことが問題となり、結果的に"嘘"の情報が出回ってしまったという問題です。
WELQは休止となりましたが、この問題の本質は、利益を上げないといけない会社と、SEO対策による不特定多数のライターによる執筆です。
そもそもなんで不特定多数のライターさんが記事を書いていたか?
これはお小遣いサイトでもありますが(この問題で無くなりましたが)、記事作成というコンテンツがあり、決められたお題に沿って記事を書くとポイントを獲得できるシステムがありました。
お小遣いサイトはまだ"一部"でしたが、記事作成専門のサイトもあり、記事作成を行う事でお小遣い稼ぎができています。
なんでこの記事作成をお金を出してまでやるか?というと、コンテンツが多いサイトは検索上位に入りやすく、利益のでるキーワードで上位表示に入るためにやる、つまりSEO対策です。
このSEO対策、WELQ問題もありましたし、年々進化しているもので、昔は"質より量"であったものが、現在は"量より質"にシフトしており、多くの記事を書くよりも、1つのしっかりした記事を書いたほうが検索上位に上がる可能性が上がってきています。
とは言え、まだまだ大量の記事作成を発注し、特に口コミサイトなんかは大量の口コミを投稿する事で信憑性を上げることができ、検索上位にも上がる可能性があります。
かと言って、SEO対策を無効にするには、広告というものを廃止しないといけない。
そうなると誰も記事を書かない。企業でさえも利益が上がらないコンテンツを続ける事はできないです。
利益を上げないといけない会社、そしてSEO対策で起こった問題、これがWELQ問題です。
対処法
WELQ問題に対し、医師の監修を入れるべきという事が挙がっていましたが、例え医者であっても見解は様々だと思います。
全ての医者が同じレベルか…?
という事ですね。
全ての医者が同じ見解を持っているか…?
という事でもありますね。
例えば私、風をひいても風呂に入りたいと思っています。
これって医者によっては、風呂に入るのはダメと言われた事もありますし、日本ではダメだけど、海外ではOKとか、なんじゃそれという事もを言われた事もあります。
気持ち悪くて寝れない暗いだったら、きちんと汗を流してしっかりと寝る事が大切ですとOKだった事もあります。
医者の見解で違うという事、どうしてもあると思います。
これは軽い問題ですが、大きい問題、抗がん剤とかが必要か?とかになってくると、もはや医者が監修したとしても、それをお蔵入りにする以外対処法がないと思います。
もう1つ、かなりデンジャーな事を書きますが、医療の口コミサイト、個人的には破綻していると思います。
これまで数々の記事作成を行った私的には、この事実はある程度予測していましたが、まさか良い事しか承認されないとは…?
全員が「私、失敗しないので」レベルの口コミしかないんだけど。
とは言いつつも、仮にいつも通っている病院において、悪い口コミが大量に書かれていて診療を辞め、それが元で命を落としてしまう可能性がない訳ではありませんので、しょうがない事なのかなと思います。
実際に診療を受けている場合、それは口コミを信用せず、自分自身の目で病院を判断すればいいと思います。
仮にこの口コミサイトから判断するなれば、良い口コミのある病院は金持っているかあるいは普通の病院、口コミのない病院は新しい病院か、ちょっと怪しい病院。
と私は判断しましたよ。
さあこの判断、"嘘"情報になってしまう可能性も高いですよね…!!
まとめサイトに対しての対処法は、あくまで参考程度とし、自分の目で確認するという事が一番の対処法となります。
あくまで参考程度、よく聞く濁した答えなので具体的に言うと、病院を選ぶとき、口コミで病院を選ぶのは良いと思います。
ただ実際にその病院に行って、対応がおかしかったり一向に治らなかったりする場合、自分自身で判断して他の病院にいってみるという事を考えておく。
これが参考程度ですね♪
情報が古くなると
私達ブロガーにとって、最も"嘘発信"してしまう可能性があるのは、情報が古くなるという事です。
私達お小遣いサイトブログの例で言うと、結構該当する所があるんですよね。
例えばコンテンツのサービス終了や修正。
これって、そもそもそのコンテンツでお小遣い稼ぎができるから登録したという方にとって、そのコンテンツが既にサービス終了している、あるいは大幅な下方修正がありサービスでは稼ぎにくくなっていた場合、登録して下さった方からすると"嘘発信"と取られてもおかしくないです。
そしてお小遣いサイトはサービスの変更・終了が激しいので、結果的に悪意はなくとも、現状のコンテンツを見ると嘘発信になってしまった。
という事はブロガーさんの課題といえる事です。
これに対してはブロガーさんが記事を更新する、あるいは終了したという事を文面で伝えるという対処が必要です。
ユーザーさんからしたら極端な話、更新日時が新しい程信憑性が高いという1つの指針にはなります。
私でもお小遣いサイトの記事を確認するとき、2年前の記事を見るよりも最近投稿された記事の方を信用してしまいます。
結局は自分の目で見にいきますが、悪意はないのも十分承知の上で情報を確認しています。
嘘情報に騙されない為には
ネット社会にはびこる嘘情報に騙されない為には、
- 本当かどうかはある程度疑ってかかる
- しっかりとした機関の情報を確認する
- 同じ情報があるかを確認する(新しい記事を確認)
- 裏の言葉で検索する
- 自分自身で確認する
こういった対処が必要です。
本当に身も蓋もないのですが、ネットの情報の信ぴょう性、100%ではないと思って下さい。
とは言え、イエスかノーかという事において、その信ぴょう性に間違いないこともあります。
私達お小遣いサイトブログにおいても、私はそう感じましたが、他の方は違う見解を持っています。
長らくお小遣いサイト記事を書き続けた私は、ある程度お小遣いサイトのプロと呼べる状態です。
ですが、お小遣いサイト全ての情報を全て100%把握し、正確無比な対処法を知っている、一番稼げる方法を知っている。
となれば、それは私も自身がありません。
おそらく他のブロガーさんでも、同じことを言うと思います。
色々なネット情報を参考にしたあと、その後自分自身で情報の信ぴょう性を判断し行動する。
そうする事でネット情報に騙される事は少なくなります。