お小遣いサイトの仕組みについての記事です。
お小遣いサイトは何で会社が成り立っているのか?
どういった仕組みで報酬が支払われているか?
お小遣いサイトって一見すると、登録するだけで○○円!!のような言葉が多く、運営側に何のメリットがあるのかが分かりにくいです。
こういった疑問を解決していくべく記事を作成しました♪
この仕組みについて理解していない場合、格闘ゲームの説明書を読まずに利用するようなものです。
私は結構やった状態ですのでまだ少しは分かりますが、普通は波動拳も厳しいと思います。
そこへきて仕組みの難しいサイトは、まるでかのレイジングストームのような難しさです。しっかりと理解しておきましょう♪
仕組みについての専門用語
一番目立つので、楽天市場を例にします。
楽天市場は、下記のASPに広告を出すことを依頼します。
ここに費用が発生します。
お金を出す側はココになります。
最終的に商品の利益を受け取るのもココになります。
アフィリエイトサービスプロバイダの略で、簡単に言ってしまえばお小遣いサイトの無料会員登録やショッピング広告等を取り扱っている会社です。
このASPにある広告が、お小遣いサイトに表示される広告になります。
ASPはアクセストレードやA8net、バリューコマース等複数あり、それぞれ扱っている広告も違います。
ココでは宣伝料として、企業からお金を受け取ります。
アフィリエイトとは、先程のASPの広告を自分の持っているサイト・ブログに張り、自分のサイト・ブログから広告をクリックしてもらうと報酬が発生するというシステムです。
このアフィリエイトは、一連の流れからお小遣いサイトを取り除いた状態になります。
アフィリエイトの方が稼げる事は事実ですが、ブログ/サイトを作成し、広告を掲載する事に対しての審査が必要であったりとハードルが高いです。
お小遣いサイトの仕組み
お小遣いサイトの仕組みは、いわゆるアフィリエイトで、成り立っています。
図にするとこうなります。
赤矢印の流れは、企業側のお金の流れ。
青矢印の流れは、私たちが広告利用した時のお金の流れです。
企業側が10000円出したと仮定します。
お小遣いサイトの還元率は購入金額の1%、この値はあくまで仮定です。
まず企業がASPに10000円支払います。
ASPが1000円貰い、広告を表示します。
お小遣いサイトがその広告をサイトに表示します。
そして私が1000円のものを購入します。
この場合、1%還元ですので10円獲得します。
私→10円
に対し、ASP側では、ASPはこの広告の還元率は2%で広告を出しています。
残りの1%である10円は、お小遣いサイトの報酬です。
お小遣いサイト→10円
ここまでで企業が出した10000円に対し、
ASPが1000円、
お小遣いサイトが10円
私達が10円
合計1020円の広告料金が使用されています。
ここが10000円になるまでが、お小遣いサイトの広告が出ている期間となります
ですからこの場合、お小遣いサイトが4500円、私達が4500円還元されるまで続いていきます。
商品が売れた値段としては、450000円です。
この450000円は企業に渡ります。
ここにはお小遣いサイトやASPは関与していません。
以上がお小遣いサイトの仕組みになります♪
お小遣いサイトのマージンについて
お小遣いサイトのマージンについて、大体50%が基本と思われます。
これはmanekin等では明確に記載してあったりします。
ポイントインカムだったら謳い文句に70%以上還元していると明記され、大体半分程度がマージンになります。
運営状態により左右されますが、お小遣いサイト運営会社の営業さんが頑張ってASPでも2%の所を3%に交渉したり、キャンペーンで見てもらいたい広告のポイントを赤字になる覚悟で上げたりと、一概には言えません。
例えば紹介制度の報酬なんか、2ティア50%と書いてあると、確実に広告の還元率の50%以上の報酬を確保していなくてはなりませんでしたが、最近は紹介報酬対象外の広告の出現により、数値が一定化する事も無くなりました。
残りはお小遣いサイト側の企業努力に全てが委ねられています。
又、i2iポイントのように、還元率を95%位にすることも稀にありますし、あるいは100%に加え、広告主と交渉して100%以上にしているという事もない訳ではありません。
根っこは企業
上記がお小遣いサイトの基本的なながれではありますが、いろいろ変則的なものも多々あります。
例えばお小遣いサイトが広告主から直接受けている場合も十分あり得る流れです。
どのみち根っこは企業で、企業側がアクションを起こさない限り、広告は発生しません。
これに対し上記のアフィリエイトは、先程の図から、お小遣いサイトを省いた状態になります。
ですので先程の例でいえば2%の還元率をそっくりそのまま報酬として獲得できるシステムです。
お小遣いサイトは宣伝によって成り立つ、企業を根っことする1つの宣伝業というビジネスです。
お小遣いサイトが無料は当たり前
上記の仕組みから、お小遣いサイトを利用するのは完全無料です。
これは、一般的に悪質と呼ばれるお小遣いサイトにおいても同様です。
少なくとも、私が当サイトに記載したお小遣いサイトの中で、登録する事で料金が発生した事は一度もありませんし、お小遣いサイトに料金を払う事はありませんでした。
いつか、月額の料金を支払う事で還元率が現在のお小遣いサイトよりも数倍高いとか、そういったお得な事があるのであれば…
時代の流れでは今後あり得る可能性も否定はできませんが、
現在のお小遣いサイトは、広告を利用して貰い、獲得できるポイントの中間マージンで成り立っている為、仕組み的に費用が発生する事はおかしいです。
費用が発生するケースは、お小遣いサイトを登録後、月額料金のサービス広告を利用したり、カード発行した後、年会費が発生する等の広告利用を行った先で料金が発生する場合というのは考えられます。
仮に今後、有料のお小遣いサイトというものができるのであれば、広告還元率が通常の2倍位にならないとおかしいと思います。
それもまた、積極的にお小遣いサイトを利用するのであればまたよしという気もしますがね…
お小遣いサイトが必要なのか?
だったらアフィリエイトした方がいいよね?とも思うかもしれません。
確かにアフィリエイトした方が報酬額は上でしょう。
ですが結構な手間です。自分でクリックして商品購入がNGの場合もありますし、広告を貼る為にサイトを作らないといけない場合もあります。
お小遣いサイトはそれらすべての課題をクリアして広告を出しています。その手間というものが最大のメリットです。
またお小遣いサイトもただ商品を購入するだけでは全く必要性を感じません。
ですので様々なキャンペーンやクリックポイント、時には利益よりも大きな還元率で私たちの利用意識を高めようとしています。
先程も言いましたが、お小遣いサイト運営会社が広告主さんとのやりとりで特別な単価を頂いている場合もあります。
以下、あくまでも例えの話ですので真に受けないように。
仮に、お小遣いサイト運営が楽天に、山吹色のお菓子を献上し、お主も悪よのぅ的なやりとりがあり、楽天市場の広告が3%還元にして、2%を私達に、1%を運営会社の利益にする事も可能です。逆も然り。
ですのでお小遣いサイトを経由すると一概に損をするとは言えないです。
お小遣いサイトのPVは相当なもので、毎月数千万PVはあります。
ですのでお小遣いサイトに掲載されている事自体が宣伝にもなりますので、そういう事があってもなんら不思議ではないと思います。
むしろ紹介制度の利用等はプラスになって私たちに還元されます。
お小遣いサイトは、先程あげた1%の10円を私用して会社の運営を行っている為、広告を利用してもらわないと報酬が発生しません。
だからお小遣いサイトは景気が悪くなったり、クリックポイントがいきなりなくなったりと改善・改悪を繰り返す状態になります。
まとめ
お小遣いサイトは、キャンペーンを維持できるサイトにおいて利益が上がっているという事が分かります。
利益が上がっていないとキャンペーンができないし、還元率も下がってきます。
お小遣いサイトの仕組みとお小遣いサイトの景気は密接な関係にあります。
お小遣いサイトの景気が悪い時は、お小遣いサイトの仕組みが成り立っていない時、すなわち広告を利用されていない時となります。
お小遣いサイトの仕組みを理解して利用している、あるいはこれから利用するお小遣いサイトがどういう状態であるかを予測することができます♪