お小遣いサイトのポイントインカムやちょびリッチで「pring(プリン)」が交換先に追加された事で、その存在を知ったという方も多いのではないでしょうか?
お小遣いサイトは、ショッピングやアプリインストール等、日常で行っている事をお小遣いサイト経由で利用すると現金にも交換できるポイントが貯まるというメリットもありますが、お小遣いサイトで貯めたポイントを現金化するには申込から数日待ったり、中には手数料が必要なお小遣いサイトもあるというデメリットもあります。
そのデメリットを無くしてしまったのが、今回ご紹介するpring(プリン)です。
お小遣いサイトから銀行口座へリアルタイムで交換が完了し、手数料もかかりません。
お小遣いサイトからpringにチャージしたお金は、セブン銀行ATMで24時間365日現金を引き出すことができます。
今回は、業界初?リアルタイムで現金に交換できるpringに危険性はないのか検証したいと思います。
危険性の判定
運営会社の情報
「pring(プリン)」は、マザーズ上場している株式会社メタップスの子会社である株式会社pringが運営する、送受金アプリです。
上場している会社の子会社という事なので、悪質なアプリではなさそうです。
2018年3月にメッセージ感覚でカンタンにお金を送りあえる無料送金アプリとして「pring(プリン)」をリリース。
設立日:2017年5月
資本金:7億3,094万円
従業員数:20名ほど(業務委託など含)
総合人材サービス大手の広告営業でナンバー1の成績の方や、決済関連サービスで10年以上の営業経験がある方など、すごいキャリアの持ち主が活躍しているようです。
おばあちゃんでも使いこなせるアプリを目指している事もあり、現在5歳~85歳の幅広い年代の方が利用。5歳の子でも親の同意があれば利用ができます♪
pring(プリン)が目指している世界観は「お金の通り道に発生する摩擦をなくす」。
摩擦とは、口座に振り込む際の「手数料」、人にお金を借りる返してもらう際になかなか言い出せないという「ストレス」の事だそうです。
急成長中の企業
- 2018年3月8日、pring(プリン)リリース
- 2018年3月19日、Androidアプリリリース
- 2018年10月22日、法人向けに経費精算や報酬支払サービス開始
- 2018年12月11日、チャット機能の充実
- 2018年12月28日、お小遣いサイト「ポイントインカム」と提携開始
- 2019年3月7日、法人から個人への送金サービス「業務用プリン」リリース
- 2019年3月8日、リリースから1年で送金額が累計15億を突破
- 2019年3月12日、Pringの残高がセブン銀行ATMでおろせるようになった
- 2019年3月14日、お小遣いサイト「ちょびリッチ」と提携開始
今後、提携するお小遣いサイトも増えていきそうですし、今後も右肩上がりに伸びていく事でしょう。
登録可能な年齢
登録可能な年齢は、20歳以上(拘束力のある契約を締結する能力があること)。
20歳未満の場合は、親権者の同意が必要です。
現在5歳の子も利用しているという事ですが、お祝いやお年玉なども現金で渡すという事自体無くなるかもしれませんね。
退会できるのか
pring(プリン)の退会方法は、アプリ内の[FAQ]→[pringを解約するには?]→[解約はこちら]の順で進んでください。
解約後は、pringアカウントの残高は登録している銀行口座へ翌営業日に全額出金されます。複数の口座登録がある場合は、最後に登録した口座が自動的に選択されます。
- 退会すると、すべての取引履歴は削除されます
- 決済・送金手続き中は解約することができません
機種変更はしても大丈夫なのか
機種変更後も使用する事は可能です。
《番号の変更がない場合》
機種変更した携帯で、アプリをダウンロードし、携帯番号を入力するとSMSが届きます。
SMSに記載された番号をアプリに入力する事で端末認証が完了し、登録画面に進みます。
《番号の変更がある場合》
※6桁のパスワードが分からない場合は、先に旧端末でアプリにログインし、パスワードを再設定する必要があります。
プリンホーム画面の[自分のアイコン]をタップ→右上の[人型]をタップ→[ログイン情報]をタップ→[パスワード変更]
- [さあ、プリンをはじめよう]をタップ
- 利用規約への同意[同意する]をタップ
- 端末認証:新しい電話番号を入力→SMS受取→SMSに記載の番号(4桁)を登録して[次へ]をタップ
- [データ引き継ぎはこちら]をタップ
- [以前ご利用の電話番号]を入力して[確認]をタップ
- [登録のパスワード6桁]、[セイメイ(カナ)]、[生年月日]、[アカウントに登録している銀行口座番号]を入力して[次へ]をタップ
- 引き継ぎ完了
機種変更により番号が変わる予定の方は、まず6桁のパスワードを覚えているか?
覚えていない場合は、上記の「パスワード再設定」の方法で再設定しておきましょう!
保証面はどうなのか
Pring(プリン)を利用していて、端末を紛失してしまった!不正ログインされた!このような場合に保証してもらえるのでしょうか。
利用規約には、
当社は、pringの盗難、不正利用(当社の責めに帰すべき事由によることなく、ユーザー本人によらずにpringが利用された場合を含みます。)、紛失等に関しては、一切責任を負いません。
このように記載されていますが、よくある質問には、
アカウントを他人に乗っ取られた(不正ログイン)→「問い合わせフォーム」からお問い合わせください。悪用されないようにアカウントを削除いたします。後日弊社にて調査後、残高移行等のお手続きをさせていただきます。
この部分に関して、pring(プリン)に問い合わせをしてみました。結果は…
よくある質問に記載してある「残高移行等のお手続きをさせていただきます」とは、
不正ログインされた場合に、停止したアカウントの残高を、別アカウントに移行させていただくことをさしております。
LINE Payのような保証制度はないけど、不正ログインの場合のみ残高を守る事はできそうです。
複数の端末での利用はアカウント停止
Pring(プリン)の使用は、1電話番号につき、1アカウントとなります。
一人で複数アカウントを保持することは、利用規約違反でアカウント停止となります。
1日の上限金額について
1日の上限金額は以下の通りです。
《入金の場合》1日あたり100万円
《出金及び送金の場合》原則として1日あたり10万円 ※利用者ごとに違います
有効期限
最終利用時から5年以上経過している場合は、ユーザーに通知することなく退会となります。
最終利用時とは、ウォレット内のpringの残高が変動した時ですが、pringの付与は含まれないので、何かしらアクションが必要となりそうです。
銀行口座へ反映されない場合
pringアプリから銀行口座へ戻す手続きは、申請した時間によって振り込み日が違うので注意してください。
《銀行営業日の10:59までに申請した場合》当日中に振り込み
《銀行営業日11:00以降または休祝日に申請した場合》翌営業日中に振り込み
申請したけど銀行口座に反映されないという場合は、申請した時間をご確認ください。
銀行口座直結で負担減
クレジットカード情報を登録しクレジットカード経由で決済する決済アプリが多いですが、実はクレジットカード経由の場合お店側は決済毎に3~4%の手数料をカード会社に支払っています。
それに比べpring(プリン)の場合は、銀行口座情報を登録し銀行口座直結にすることで、クレジットカード会社や決済代行会社などを通さないため決済手数料を0.95%という業界最低水準に抑えた。
決済アプリを導入したいお店があっても、決済手数料が高く導入できないお店の悩みをこの業界最低水準の手数料で解消できたのではないでしょうか。
また、決済アプリの多くは「楽天ペイ」「LINE Pay」「PayPay」のように"ペイ"が付いたものが多く、AKB48のメンバー全員が同じような顔に見える感覚と似ていて違いが非常に分かりにくいと感じるのは私だけ?
お友達や家族に送金するサービスは「LINE Pay」や「Kyash」などにもありますが、Pring(プリン)が他と違う点は、銀行口座へのキャッシュアウト(Pring残高を銀行口座へ戻す)が可能だという事。
つまり、A銀行からPring(プリン)へチャージし、Pringアプリにチャージされたお金をB銀行へキャッシュアウトすれば、他銀行への振り込みも手数料無料で行うことができる。
この一連の流れがスマホだけで行えるとは…便利な時代になりましたね。
〈デメリット〉利用できる銀行口座が少ない
現在利用できる銀行は、
- 楽天銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- ジャパンネット銀行
- 埼玉りそな銀行
- 福岡銀行
- 西日本シティ銀行
- 近畿大阪銀行
- 東邦銀行
- 北九州銀行
その他金融機関については順次追加予定だということです。
Pring(プリン)の登録方法
Pring(プリン)登録の流れ。
- Pringをインストール
- 各種登録情報入力(コミュニケーション機能が使えるようになります)
- 銀行口座か本人確認の登録(全ての機能が使えるようになります)
会員情報の登録では、下記内容の登録が必要となります。
- 名前
- ニックネーム
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
- 都道府県、市区町村
- 以降の住所
- 職業
- 利用目的
- 名前は銀行口座と同じ氏名を入力
- 氏名、生年月日、性別は登録後、変更できません
アカウント作成後、お金の取引をするには本人確認は必要となります。
お金の取引をするには、銀行口座の登録をするか、郵送による本人確認が必要となるので、下記の銀行口座を持っていない場合は、「郵送で本人確認」をするから進みましょう。
本人確認が完了する事で、"お金をおくる、お金をもらう、お金をはらう"の機能が利用できるようになります。
銀行口座登録に必要な情報
・「みずほ銀行」
(ネットバンキングの場合)口座番号・第二暗証番号
(キャッシュカードの場合)口座番号・暗証番号・通帳記帳残高
・「三井住友銀行」
支店/口座番号、または契約者番号・第一暗証番号・ワンタイムパスワード
・「りそな銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「住信SBIネット銀行」
ユーザーネーム・WEBログインパスワード・取引パスワード・スマート認証アプリ
・「楽天銀行」
ユーザーID・ログインパスワード・暗証番号
・「ジャパンネット銀行」
銀行口座情報・ログインパスワード・ワンタイムパスワード
・「イオン銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「埼玉りそな銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「福岡銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号・銀行への届出電話番号
・「西日本シティ銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「北九州銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号・銀行への届出電話番号
・「近畿大阪銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「京葉銀行」
銀行口座情報・キャッシュカード暗証番号
・「東邦銀行」
銀行口座情報・キャッシュカードの暗証番号
・「百十四銀行」
銀行口座情報・ワンタイムパスワード・キャッシュカードの暗証番号・通帳の最終残高(下4桁)・銀行への届出電話番号
一際目立つのは、百十四銀行の登録情報の多さですね。
住信SBIネット銀行も、スマート認証アプリをインストールしていないとダメみたいですね。
銀行口座登録を中断した結果…
Pring(プリン)に銀行口座を登録しようとしたのですが、問題が発生し途中で作業を中断した際のお話です。
ネット銀行に登録しているメールアドレスが現在では受信できないものになっていた為、Pring(プリン)から送られてくるSNS認証が確認できないと思い、銀行口座登録を途中で諦めることに。
利用しているネット銀行では、ワンタイム認証に利用するメールアドレスの変更の場合、再設定に必要なワンタイムキーが書かれたハガキを郵送してもらうという手間があったので、利用可能なメールアドレスに変更するだけの事だったのですが、少し時間がかかってしまいました。
その後、無事メール受信可能なメールアドレスへ変更ができたので、再度pring(プリン)へ銀行口座を登録しようとアプリを開いたのですが…。
パスワード入力画面で、パスワードを入力しても開かない。
あれ?パスワードが違うのかなと思い、「パスワードを忘れた方」からSMSでパスワード再設定用のURLを送付してもらおうと、電話番号を入力したのですが、
「電話番号に紐づく口座情報に誤りがあります」との記載。
パスワードは間違えている可能性はあっても、電話番号を間違えている可能性はゼロなので、これは自分ではどうする事もできない状態だと思い問い合わせをする事にしました。
問い合わせをした当日中に返信が届きました。
大変お手数ではございますが、一度アプリをアンインストール後、再度インストールいただき、端末認証後、新規登録をいただけますでしょうか。
という内容。
確か「アカウントが開設されました」と表示されたあとに、
- 続けて銀行口座を登録する
- 郵送で本人確認をする(提携銀行口座を持っていない場合)
- あとで登録する
の3つの中から選択する事ができ、私の場合「続けて銀行口座を登録する」をタップしました。
銀行口座の登録を途中でやめても、[アカウントが開設されました]と記載してあったので、後で銀行口座だけ登録すれば大丈夫だろうと思っていたのですが、「続けて銀行口座を登録する」を選択した場合は最後まで入力し登録完了しないとアカウントすら登録されていない事が今回の問題で分かりました。
もし仮に、銀行口座登録中に私のように問題が発生した場合、または時間がなくて途中でやめたい場合などは、アプリを戻り「あとで登録する」を選択できる画面まで戻っていればよかったのか?
その前に、選択画面まで戻れるのかは分かりませんが「続けて銀行口座を登録する」を選択した場合は、最後までやりきらないとまたアカウント作成から始めることになってしまいますのでご注意ください!
アカウント登録完了後に、銀行口座登録という流れだったので、1度登録した電話番号が認証してもらえるのか不安でしたが、無事アカウント登録と銀行口座登録が完了しました!
一度開いている状態のアプリを閉じ、再度アプリを開いてパスワードを入力してみると…
無事アプリを開くことに成功!
pring(プリン)の利用方法
pring(プリン)利用の流れ。
- 送る相手を選ぶ
- 金額を入力
- 送信完了
食事の割り勘、買い物を代理でしたとき、会社や大学のイベントの集金、このようにいろいろな場面で活躍しそうです♪
pring(プリン)のおすすめポイント
- 《おすすめポイント1》操作が簡単な事。
- 《おすすめポイント2》「チャット機能」。
- 《おすすめポイント3》チャット内でお金の送受信ができる事。
他にもこんな機能が利用可能
- お友達とのお金の送受信など、すべての取引履歴がトップのプロフィールアイコンから確認できるので管理しやすい!
- トップのQRコードアイコンから、友達のQRコードを読み取って簡単に友だちを追加することができる!
友達紹介キャンペーン
お友達にpring(プリン)を招待することができます♪
お友達紹介キャンペーンは、今のところ常時開催という感じではありませんが開催されています。
キャンペーン内容は様々で、アプリダウンロード・登録だけではなく招待コードを入力する事でさらに特典を受け取る事ができたり、みずほ銀行口座を登録する事が条件だったり、招待人数が一番多い方に3万円プレゼントがあったり、セブン銀行ATMに対応した際には7カフェのふわふわバウムクーヘンの無料クーポンがもらえたりと、条件も特典も異なる為登録する側はアプリと出会ったタイミングで登録するか、これだ!と思う友達紹介キャンペーンを待つかという感じになってしまうでしょう。
Twitter・インスタの反応
- セブンイレブンやファミリーマートなどでの利用解禁期待しています
- Suicaみたいにかざしてピッて出来るのかと思っていた
- セブン銀行には引出し手数料のかかる時間帯があるけど、プリンだと1日1回までであれば24時間無料で出金可能とはセブン銀行よりも便利
- 悪いところ、店舗対応がほぼ無い
- 友達紹介キャンペーン、低額でもいいからお金のほうが嬉しい
- pring、もしかしたらこれから強いツールになっていくかもね
- いままで立替はKyashで送金してたけど、これからはpringのほうが使い勝手が良さそう
- 提携先コードと電話番号と確認番号入力したら無事セブン銀行ATMで出金できた
- アイコン部分をタップするとアカウント設定がでてきます
ちょうどセブン銀行ATMで1日1回であれば出金手数料が無料という神的なサービスが開始したので、pring(プリン)に対して好印象な反応が多かったです。
あとは、お店での支払いもQRコードで簡単に支払える機能があっても、どこで使えるのかが確認できなかったのでその点は是非改善してもらいたいところです。
まとめと個人的見解
リリースして1年しか経っていない為、まだ知名度は低いですがこのままずっと手数料無料が続くのであれば、数年後には多くの方が知っている送受金アプリとなる可能性が高いです。
運営会社もマザーズ上場している会社が親会社なので、資金力があり経営が安定しやすいというメリットもあります。
pring(プリン)へのチャージは銀行口座から直接可能ですが、他にもお小遣いサイトで獲得したポイントをpringへチャージするという方法もあります。
3/16現在、pring(プリン)へポイント交換する事ができるお小遣いサイトはポイントインカムとちょびリッチです。
ポイントインカム→pringへの交換は、
- 最低換金額:1000円~
- 交換手数料:無料
- 交換予定日:2営業日
ちょびリッチ→pringへの交換は、
- 最低換金額:1000円~
- 交換手数料:無料
- 交換予定日:リアルタイム
ちょびリッチが驚きのリアルタイム交換を開始し、お小遣いサイトから現金への交換の場合リアルタイム性を求めてはいけないという常識を覆されました。
あとは1日1回セブン銀行ATMから出金するだけで、手数料0で現金をすぐに手に入れる事が可能となります。
どちらのお小遣いサイトでも、ゲーム、アンケート、ショッピング、無料会員登録など様々な方法でポイントを獲得する事が可能です。
興味のある方は、是非下記の記事をご参考ください。
関連記事: ちょびリッチの危険性と評価・評判について